【宇佐】宇佐市の宇佐産業科学高ビジネス管理科の3年生が、湯を注ぐだけで食べられるインスタント食品「カップちゃんこ鍋」を開発した。昭和の大横綱・双葉山を育んだ、相撲と縁の深い地域であることを知ってもらおうと発案。今後、地域イベントでの提供や商品化なども視野に、さらに改良を重ねるという。
松永星菜さん(17)、大冨穂乃華さん(18)、江口郁弥(ふみや)さん(18)の3人。「商品開発と流通」という授業の課題研究で、昨年7月から取り組み始めた。
同校相撲部に伝わる「ちゃんこ鍋」のレシピを基に、インスタントラーメンなどに使う乾燥具材製造の西野物産(中津市)に協力を仰ぎ、特製粉末スープの製造を依頼。しょうゆ味の鍋の味を再現してもらった。具材には同社の鶏団子や豚肉、にんじん、豆腐など9品目を選んでカップに詰めた。
昨年12月に試作品を相撲部のちゃんこ鍋と食べ比べる校内試食会を開催。全校生徒からアンケートを取り、再現度の高さが評価された一方で、味の濃さなどの改善点も挙がった。改良を加えて今年1月に完成。同月の発表会で、取り組みの過程や工夫した点などを披露した。
同校は今後もカップちゃんこ鍋の商品開発を継続する予定。リーダーの松永さんは「開発は思っていた以上に難しかった。もっと食べ応えのある具材にしたり、宇佐をPRするパッケージデザインにするなどまだ課題は残っている。後輩に受け継いでもらい、商品化を実現してほしい」と話している。