別府市で21日から空き家活用アートイベント APUと立命館大連携、学生と住民の交流促す

「APUまちなかスタジオ」への来場を呼びかける関係者。右から2人目は杉田誠雄さん=別府市北浜

 【別府】空き家になった古民家を活用したアートイベント「APUまちなかスタジオ」が21日から3日間、別府市北浜で開かれる。入場無料。立命館アジア太平洋大(APU)と立命館大(京都市)の教職員による連携プロジェクトの一環で、大学生と地元住民の交流を促進するのが目的。
 会場は築約90年の「中井邸」(地下1階地上2階)の1階部分(約140平方メートル)を使用。別府市在住の写真家藤田洋三さんとAPUの学生が県内の風景や人々の表情などを撮影した約50点の作品を展示する。
 日替わりの交流イベントも予定。21日は学生らと一緒に芸術作品を囲む対話型アート鑑賞会のほか、参加者が持ち寄った写真を現像するワークショップを催す。22日は普段着で学生と会話を楽しむ茶会を開く。23日はコーヒーを飲みながらゆっくりとした時間を過ごす。一部イベントは予約が必要で定員に達している。
 中井家によると、民家は芸妓(げいぎ)や舞妓(まいこ)が住み込む「置き屋」として使用された形跡がある。中井家が住み始め、余った部屋を貸間などにしていた。3年前に中井健雄さん(享年81)が亡くなり、空き家となった。利活用方法を探っていた際、別府市を通じてAPUとつながり、イベントで貸し出すことにしたという。
 「まちなかスタジオ」は15日にもあり、立命館大落語研究会の学生2人と落語家林家彦いちさんが寄席を披露。約30人が集まり、趣のある室内で伝統話芸の魅力に触れた。
 健雄さんのおいの杉田誠雄さん(50)=千葉県浦安市、会社員=は「空き家となり寂しさを感じていた。学生や地域のために活用してもらえてうれしい」と話した。

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