唐揚げの廃油利用、中津東高生が発電装置製作 SDGsや災害想定「からエネ」商標登録も

唐揚げの廃油を使った発電装置を作った機械科3年生ら=中津市の中津東高

 【中津】「唐揚げの聖地」中津市で、中津東高機械科の3年生が唐揚げの廃油を利用した発電装置を作った。SDGs(持続可能な開発目標)や災害時の活用も見据え、「からエネプロジェクト」と銘打ち挑戦。中古の軽油用発電機(25アンペア)を改造し、使用済み食用油1リットルで1時間動かせるようにした。
 3年生は佐藤新太郎教諭(48)が指導する「課題研究授業」の7人。地球温暖化防止を研究テーマにする佐藤教諭から、同市ではコンビニより多い唐揚げ専門店から出る廃油の利活用策を考えてみようと提案を受け、昨夏に着手した。
 エンジンに詳しい宇佐市の田中克典さん(37)=森と水エナジー社長=が外部講師を務め、大分大理工学部の教授も協力。ディーゼルエンジンを搭載した耕運機を練習機に、エンジンを動かす構造、3Dプリンターを使った部品製作技術なども学んだ。
 昨年12月には「本機」となる中古発電機を手に入れ、廃油でも動かせるよう試行錯誤。軽油用と別に新たに廃油用の経路を設けるなどして完成させた。
 「得た知識と技術をフル回転して取り組んだ。失敗もたくさんあったが、完成までこぎ着けられ素直にうれしい」と7人。リーダーの八木優心(ゆうしん)さん(18)は「装置は非常時のことも想定した。避難所などで使ってもらい、いろんな人を元気づけられたら」と願う。
 「からエネ」は商標登録された。佐藤教諭は「ものづくりを学ぶ高校生が本気で取り組んだ成果。地球温暖化や防災の啓発などでも活用してもらえたら」と話している。

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