「古里に笑いを」麻生八咫さんがボランティア活弁公演 豊後大野市の施設で初めて開催

国定忠治の名ぜりふを指導する麻生八咫さん(右)=豊後大野市三重町玉田の救護施設県光明寮

 【豊後大野】豊後大野市三重町出身の活弁士麻生八咫(やた)さん(74)=豊の国かぼす特命大使=が3日、同町玉田の救護施設県光明寮でボランティア活弁公演をした。2024年7月に同市の「ふるさと大使」に任命されたことを受け、地域への恩返しの意味を込めて初めて開いた。今後も年数回、市内の高齢者施設などで同様の公演を続ける予定。
 活弁は無声映画の映像に合わせ、せりふや物語の筋などを独特の調子で語る話芸。麻生さんは国内に十数人しかいないというプロの活弁士として、娘の子八咫(こやた)さんと一緒に東京・浅草を拠点に活動している。
 公演には入所者や職員ら約60人が参加。ふるさと大使のたすきを着けた麻生さんを大きな拍手で迎え入れた。
 麻生さんは「国定忠治」「チャップリンの大番頭」などの映画を上映し、七色の声色で老若男女を演じ分けた。身ぶりや手ぶりを交えながら感情たっぷりにせりふを言い、コミカルなシーンでは会場の笑いを誘った。
 参加者が国定忠治の名ぜりふ「赤城の山もこよいを限り…」を練習し、全員の前で発表するワークショップもあった。
 麻生さんは「ここまで来ることができたのは古里のおかげ。恩返しのため、健康や長寿につながる笑いを豊後大野に届けたい。人前で演じることは芸の精進につながる。人間国宝になる目標に向け、地域に喜ばれながら、その高みまで目指す」と誓った。

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