【別府】別府市の新図書館が本年度末に開館するのを前に、市美術館(野口原)は連携事業第1弾となる展覧会「大型絵本展&いわおひでき絵本原画展」を催している。3月1日まで。
絵本の芸術性に注目してもらおうと開催。市立図書館が所蔵する人気の大型絵本50冊をはじめ絵本作家のザ・キャビンカンパニーの絵本65冊を、表紙を見せるようにして並べた。親子連れらが訪れ、アートとしての絵本の魅力に触れていた。
国展を中心に活動した同市の洋画家、岩尾秀樹さん(1924~2013年)は民話研究家で盟友だった土屋北彦さん(杵築市、1927~2021年)の絵本「りゅうのおくりもの」などで挿絵を担当。市美術館などが所蔵する貴重な原画82点も展示した。
市美術館の檜垣伸晶館長は「絵本をメーンにして、美術館と図書館の一体感を示そうと企画した。ビーコンプラザやしいきアルゲリッチハウスなど新図書館開館後は近隣エリアに文化施設が立ち並ぶ。連携したイベントなどを計画したい」と話している。
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市美術館で2月1日、展覧会の関連イベントがあり、土屋北彦さんの次女の森北実さん(71)=別府市=が「りゅうのおくりもの」などを朗読した。孫の実香穂さん(47)=杵築市=はオルガンで伴奏。会場には多くの人が訪れ、「3世代」の共演を楽しんだ。