「文化財のレプリカ制作事業知って」大分県立歴史博物館で31日にシンポジウム 高校生の事例報告も

「2年間の取り組みの成果を見に来て」と来場を呼びかける井大樹研究員=宇佐市高森の県立歴史博物館

 【宇佐】宇佐市高森の県立歴史博物館で31日午後1時半から、文化財のレプリカ制作事業を紹介するシンポジウムが開催される。
 同事業は文化財を災害や盗難の危機から守ることなどを目的に、2024年度からスタート。デジタル技術で精巧な複製を作って文化財保存を図る。
 第1弾として宇佐神宮の呉橋の擬宝珠(ぎぼし)、現在は桜八幡神社(国東市国東町)に祭られる八幡三神像の複製に取り組んでおり、地元の高校生と連携して地域の文化継承や文化財保護の教育にもつなげている。
 当日は宇佐産業科学高の生徒による事例報告後、大河内智之奈良大教授の基調講演があり、同様の事業を先行して進める和歌山県立博物館の取り組みを紹介。パネルディスカッションで大分、和歌山両県でのレプリカ事業の効果や今後の展開などを話し合う。会場にはレプリカを並べ、制作工程なども紹介する。
 担当する歴史博物館の井大樹研究員は「博物館、学校、地域が連携して取り組む事業。実際に関わっている高校生の発表などを聞いてほしい」と話している。
 申し込み不要で、参加無料。問い合わせは同館(0978-37-2100)。

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