豊後大野市でわなや解体学ぶ体験プログラム 狩猟人材確保へ、興味ある人集い初開催

くくりわなの構造を学ぶ参加者=豊後大野市大野町酒井寺

 【豊後大野】豊後大野市は17日、狩猟やジビエ料理に興味がある人を対象とした「はじめての猟師体験プログラム」を市内大野町酒井寺の獣肉処理施設「女猟師の加工所」で開いた。市内外から20人が参加し、狩猟の概要などを学んだ。
 近年、狩猟者の高齢化などの影響でシカやイノシシが増加している。農林産物だけでなく、祖母・傾山系ではシカによって低木や草などが食べ尽くされ、植生の変化や希少種の減少といった被害が出ていることから初めて開催した。
 同施設の東藤さき代さん(69)と田北たず子さん(73)が講師を務め、狩猟を始めたきっかけや狩猟免許の種類、箱わな、くくりわなの構造などを説明。「わなにかかった鳥獣をかわいそうと思っていては猟師になれない。おいしく食べるのが供養であり、命を奪った人の責任」と話した。
 参加者は、わなにかかったイノシシの皮を剥ぎ、解体する作業などを見学。イノシシ肉やシカ肉を使ったカレーライスや焼き肉などを味わった。
 市内緒方町井上の公務員原尻雄一さん(57)は野菜やクリなどの鳥獣被害を減らすため、わな猟を学ぼうと参加。「毎日わなを見回る必要があると知り、働いている間は難しいと感じた。定年後を見据えて免許を取りたい」と話した。

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