【臼杵】臼杵市佐志生にコスモス畑などを作り、地域づくり活動をする中野重二さん(67)は2021年から畑の一部で青パパイアを生産している。加工品作りなどを通じて、臼杵の新たな名物にしようと取り組んでいる。
生産には発酵完熟堆肥の「うすき夢堆肥」を使用。市が認証する有機野菜「ほんまもん農産物」の認証を受けている。
中野さんは「脂肪や糖分を分解するパパイン酵素が豊富」と青パパイアを評価。臼杵高時代の同級生でカボスの加工販売をする会社に勤める大平祥子さん(67)に加工品作りを相談した。
大平さんは「栄養豊富なパパイアのお菓子ができたら」と考え、カボス果汁とパパイアをグラニュー糖で煮詰めると食感がグミ状になることに着目。チョコレートでコーティングして「パパイヤチョコ」を完成させた。
カボスと青パパイアの旬に合わせて冬季限定で臼杵市辻の「かぼす工房」で1袋40グラム入り500円で販売している。
昨年12月に市内で開かれたイベントでは、青パパイアのスムージーやジャム、かき揚げなどの試食会を開いた。ベトナム出身の友人に依頼し、カレーやスープも試作。さまざまな料理への活用を話し合った。
中野さんによると、青パパイアは有害鳥獣から食害被害を受けず、栽培も手がかからないという。「同級生の絆で青パパイアの可能性が膨らんだ。サラダや煮物など食材との相性もいい。多くの人に臼杵産の青パパイアを食べてもらいたい」と話した。