【豊後高田】移住施策に力を入れている豊後高田市で移住者懇話会があった。同市は月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)の2026年版住みたい田舎ベストランキング(人口3万人未満の市)で▽総合▽若者世代・単身者▽子育て世代▽シニア世代―の全4部門で6年連続1位を獲得。新年度からは子育て支援のさらなる拡充も予定している。
同市は子育てから老後まで、ライフステージに応じて住宅購入や就労など190項目の移住支援事業をそろえ、25年まで12年連続で転入が転出を上回る社会増が続いている。
懇話会は「市移住の日」(10日)に市内臼野の真玉海岸恋叶♥ゆうひテラスであり、昨年、移り住んだ6世帯18人が参加。佐々木敏夫市長と意見交換した。
名古屋から家族5人で移った伊藤美咲さん(27)は「住民は温かく、気候や自然環境なども含めて子育てがしやすく気に入っている」。
岡山から移住し、市内のシイタケ農園で経営企画を担当する浜田雅之介さん(60)は「市内企業の賃金が低いと感じる。高付加価値の商品開発と人材育成を進め、地域に若い人が残るようにしていく必要がある」と課題を指摘した。
新年度からは放課後児童クラブや放課後等デイサービスの利用無料化など子育て支援策を充実させる。
市地域活力創造課は「移った後の不安などにも対応する、先輩移住者や行政による支援も十分だと思う。市の魅力を伝えて移住者を増やしていきたい」と話している。