別府市の24年宿泊客数、最多256万4685人 各施設の改装によるサービスや魅力度向上が背景か

別府市は2024年の観光動態をまとめた。観光客でにぎわう城島高原パーク=2024年5月3日、別府市

 【別府】別府市は2024年の観光動態をまとめた。宿泊客数は現行の調査方法となった18年以降、最多の256万4685人を記録した。市観光課は、観光庁の補助金を活用した各施設の改修などが宿泊増につながったと分析している。
 総観光客数は707万6489人で、23年から27万5677人(4・1%)増加した。そのうち、日帰り客は451万1804人(23年比2・2%増)。
 総観光客数を四半期別でみると、1~3月と4~6月がそれぞれ23年より増加。同課は市制100周年を記念した関連イベント、JRグループと官民が連携した大型誘客企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」の開催が要因と推測する。
 宿泊客数は統計を開始した18年の252万2654人、ラグビーワールドカップで観光需要が増した19年の244万5285人を上回った。観光庁が22年以降に実施した高付加価値化事業の補助金を活用した各施設の改装によるサービスや魅力度向上が背景にあるとみられる。
 日本人1人当たりの観光消費額は宿泊客3万3008円、日帰り客1万2412円。いずれも、統計を取り始めた18年以降で最高額だった。物価高騰や人件費上昇により全国的に宿泊単価が上がっており、市内でも同じ傾向になったことが宿泊客の消費増の背景とみられる。日帰り客の消費増については、DCなどの影響が指摘されている。
 外国人観光客は45万1894人。円安が追い風となり、23年より17万330人増えた。国・地域別では韓国が全体の33%を占め最も多い。香港、中国、台湾と続いた。
 市観光課は「外国人観光客は増加したものの、インバウンド需要は国際情勢に左右されることも多い。日本人客と外国人客にバランスよくアプローチしていきたい」と話した。

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