佐賀関大火…「関ねこ」を復興招くシンボルに 保護活動の2人がSNSで全国に発信

地域猫を見守る大野富子さん(右)と橋本康聖さん=大分市佐賀関

 【大分】昨年11月、大規模火災に見舞われた大分市佐賀関田中地区で猫の保護活動をする大野富子さん(59)=自営業=と橋本康聖さん(50)=デザイナー=が、世話をする猫たちを「関ねこ」の愛称で親しんでもらう取り組みを始めた。専用のロゴマークを制作し、交流サイト(SNS)で情報発信。2人は「猫たちの元気な姿を全国に伝え、再興に役立てたい」と意気込んでいる。
 佐賀関は古くから漁業の町として知られ、猫は「大漁を招く」として親しまれている。2人は、地区に多くいた野良猫の保護活動を2022年から始め、避妊・去勢手術や餌場、トイレの整備などに取り組んできた。
 火災により、餌場や寝床にしていた大野さん宅は全焼。橋本さん宅は無事だったものの、行方の分からなくなった猫をおおいた動物愛護センターの職員らと捜索。一時預かりにアニマルシェルター「RIRIMAMの樹」(市内志生木)の協力を得ながら、現在は橋本さん宅を中心に約40匹の世話を焼いている。
 大規模火災から2カ月。被災者は市営や民間のみなし仮設住宅に移住し、火災現場ではがれきの撤去作業が本格化。復興に向けて動き出しており、「関ねこ」を復興のシンボルの一つにしようと考えた。「猫のいる風景」を求めて旅をしている人も多いことから、大野さんは「猫をきっかけに訪れた人が街の人の温かさにも触れてくれれば」と期待する。
 漢字の「関」が顔の模様のロゴマークをデザインした橋本さんは「『猫に会える港町』というのがコンセプト。佐賀関の猫には特別な思いがある。まずは全国の人に知ってもらい、将来はグッズ製作にも取り組みたい」と話している。

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