【日田】医師の継続的な確保が難しいとして、日田市は東渓診療所(天瀬町合田)の診療体制を4月から縮小する方向で関係者と調整している。現在の「週4日、午前・午後」を「週3日、午前のみ」に短縮する方針。今後、市議会に関連条例の改正案を上程する。
市健康保険課によると、同診療所には市が雇用する医師がいたが、2023年度で退職。後任医師が確保できず、24年度以降は県派遣の医師が担っている。ただ他の医療機関からの要請もあり、安定確保は難しいという。
市は今後、へき地拠点病院の済生会日田病院(市内三和)から医師を派遣してもらうよう調整している。4月以降の新体制では、これまで続けてきた月2回の出張診療(塚田、出口両地区)と往診は実施しない予定。
新体制は28年度まで続け、29年度以降は患者数の推移などを見ながら体制をどうするか検討する。
市は昨年10月から地元自治会や患者に縮小方針を説明。住民からは「市の責任で医師を探す努力を続けてほしい」「医師不足を考えると仕方ない。診療所がなくならなくてよかった」といった声が上がった。
同課は「定期的に受診する患者は約80人で、新体制でも十分対応できる見込み。新たな診療時間や曜日が決まれば、市全体に周知する」と話している。