【別府】銭湯でなじみの黄色い「ケロリンおけ」と「別府八湯」を組み合わせたカプセルトイ「桶(おけ)ガチャ」が別府市で好評だ。JR別府駅の観光案内所「ワンダーコンパス」で昨年11月から発売し、1カ月で約400個を売り上げた。販売する市の外郭団体「ビービズリンク」の担当者は「旅の思い出として購入している人も多いようだ。予想を超える売れ行き」と喜ぶ。
1回400円。カプセルの中には、おけをかたどったプラスチック製のキーホルダーが入っている。直径4センチ、高さ2センチ。底に「ケロリン」と赤い文字が刻まれている。
全4種類。別府八湯の鉄輪、明礬(みょうばん)、観海寺、別府の4温泉郷にちなみ、地獄に住む鬼や湯の花小屋などそれぞれを象徴するような絵柄を一つ添えている。
デザインは市内在住のイラストレーターおおかわあかりさん(29)が担当。「絵柄のモチーフを市内で見つけ、おもしろがってほしい」と願いを込めた。
鹿児島県から旅行で訪れた折田安衣さん(33)は4種類をそろえようと5回利用した。「別府限定と知り、たまらず回した」と話した。
同団体によると、ケロリンおけは富山めぐみ製薬(富山市、笹山敬輔社長)が自社の解熱鎮痛剤「ケロリン」を宣伝するために製造。全国の公衆浴場などで使われた。「桶ガチャ」の販売に当たり、同社の公認を得たという。
同団体は残る4温泉郷のイラストを描いた第2弾の製作も検討している。担当者の田村密さん(29)は「新たな別府土産になるとうれしい」と話している。