大分合同新聞社は今年、創刊140周年を迎える。記念事業の一環として、歴史小説家で直木賞作家の安部龍太郎氏(70)らとともに、環境問題をテーマにした子どもたちの作文コンクール「地球さんご賞」を夏休みに合わせて実施する。
人間の三つの力「見る、考える、行動する」で、五つの課題「地球温暖化、海洋汚染、大気汚染、水質汚濁、森林破壊」に立ち向かう若い力を育成することを目的とする。「三」と「五」で「さんご」と名付けた。
安部氏が提唱し、出身地の福岡県八女市で2022年に始まった。本年度は全国の9カ所で実施し、4801作品の応募があった。大分県内では日田市に実行委員会ができており、大分合同新聞社と連動して取り組む。
県内の小中学生に応募してもらい、安部氏らが優秀作品を表彰する。全国本部(東京都)の表彰もある。
<賞提唱の安部龍太郎氏寄稿>
大分合同新聞社で「地球さんご賞」に取り組んでいただくことになり、大変ありがたく思っています。
活動の趣旨は小中学生に環境問題についての作文や詩、童話などを書いてもらい、地域の大人たちがほめようというものです。
目的はいくつかあります。一つは、作文などを書くことによって、子どもたちに環境問題への認識を高めてもらうことです。単に知識や情報として知るだけではなく、文字表現にすることで深く考え、この問題に立ち向かう人材に育ってほしいと願っています。
一つは、地域の大人たちがこの活動に関わることで社会参加をすると同時に、子どもや孫をはぐくむ善意の輪を作ることです。子どもにとって身近な人から評価された経験は誇りや自信となり、新たな一歩を踏み出す勇気につながります。そうした場を地域で作ることが、次の世代を育てる一助になるはずです。
ささやかな草の根運動ですが「知行合一、知っていることと行いは同じでなければならない」を目標に活動を続けてきました。
子どもは未来を照らす宝です。その健やかな成長のために、できることから始めようではありませんか。
安部龍太郎
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2日から過去の優秀作品を本紙ウェブサイト限定記事「Gateインパクト」で紹介します。