大分県内25年の交通事故死者、前年上回る41人 増加は20年以来、65歳以上が6割

交通指導で通学路に立つ警察官ら=2025年10月、津久見市

 2025年に県内で発生した交通事故の死者は41人(31日午後6時時点)で、統計開始以降最少だった前年の28人を13人上回る見通しとなった。前年比増は43人だった2020年以来。65歳以上の高齢者が23人と全体の6割近くを占めた。
 県警によると、件数は39件。一度に2人が亡くなる事故が2件あった。11月19日には中津市三光成恒の東九州自動車道で、軽乗用車と大型トラックが衝突し、軽乗用車を運転していた60代男性と同乗の50代女性が死亡した。12月1日には日田市前津江町赤石の市道で、作業員2人がバキュームカーの下敷きになった。
 高齢者が亡くなった事故では、11人が車に乗っていて正面衝突や出合い頭などで命を落とした。ほかは、歩行中が10人、自転車の運転中が2人。高齢ドライバーが引き起こした死亡事故は18件で、全体の約46%だった。
 前年と比べて歩行者が犠牲となる事故が急増。14人が亡くなり、前年の5人から3倍近くに増えた。薄暗い早朝や夕暮れ時の発生が多く、県警は早めのライト点灯や明るい服装での外出を呼びかけている。
 県警によると、12月26日時点の人身事故件数は1940件、けが人は2364人で、前年同期と比べ128件、185人それぞれ減少した。一方で重傷者は29人多い228人に上り、重大事故が増加している。
 交通企画課の石川達郎次席は「県警として危機感を持って取り締まりや街頭活動に当たる。ドライバーには安全運転はもちろん、自分自身が事故の当事者になり得ることを忘れずにハンドルを握ってほしい」と注意喚起した。

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