25年の大分県内、熱中症関連の労災が過去最多212人 死亡者は3年ぶりにゼロ

県内の熱中症による労働災害発生状況

 大分労働局は2025年に県内で発生した熱中症関連の労働災害状況(速報値)をまとめた。治療を受けた労働者は212人(10月末現在)で、24年から32人増加した。集計を始めた13年以降で最多になった。死亡者は3年ぶりにゼロだった。
 業種別では▽建設 71人(33・5%)▽製造 67人(31・6%)▽運輸交通 17人(8・0%)▽商業 9人(4・2%)―など。
 年代別では、20歳代が55人(25・9%)、60歳以上が45人(21・2%)と、若年層と高齢層で増加した。同局健康安全課は「若年層は夏季作業の暑さに慣れておらず、健康管理が不十分だったのではないか」とみる。
 発生月は7月(44・3%)が最も多く、8月(28・8%)、6月(14・2%)と続いた。
 気象庁によると、6~8月の日本の平均気温は平年を2・36度上回り、1898年の統計開始以降で最高となった。県内の全15観測地点で30度以上の「真夏日」の最多記録を更新した。
 休業4日以上の熱中症災害が発生した事業所には、労働基準監督署が個別指導などを実施した。
 秋山雅紀局長は「25年のデータを分析し、熱中症予防の周知徹底を図りたい」と話した。

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