【竹田】竹田市久住町栢木の久住高原農業高フェンシング部の田尻依大(いお)さん(18)=3年=が同部初の全国大会出場を決めた。同部は昨年4月に愛好会として発足し、本年度、部活動に昇格したばかり。田尻さんは「目標が一つ達成できた。全国では、まずは初戦を突破し、上位を目指したい」と意気込んでいる。
田尻さんが出場するのは来年1月10日に東京都で開かれる第33回JOCジュニアオリンピックカップのジュニア部門の男子エペ。10月に大分市内であった県予選会で2位に入り、出場権を得た。
同部は昨年度、愛好会としてスタートした。ジュニア日本代表のコーチを務めた経験がある安東健司教諭(57)=県フェンシング協会事務局長=が同校に赴任したのがきっかけだった。
初年度は生徒4人で切磋琢磨(せっさたくま)。活動の実績を積み、本年度、部活動になった。現在は6人が所属。月、火、金、土、日曜に1時間半~3時間練習する。
田尻さんは初期からのメンバー。大分市出身で、農業の道に進みたいと考え、同校に進学した。サッカーやハンドボールをしてきたが、フェンシングは未経験だった。「体だけではなく頭脳を使う。相手の思考を読み、駆け引きがあって面白い」と競技の魅力を説明した。
安東教諭は「身長が180センチほどでリーチがある。競技が好きなのも伝わってくる。全国の選手と戦い、部に活気を与えてくれれば」と期待。田尻さんは「負けるたび、悔しさをばねに努力したのが今回の出場につながったのでは。今後も部から全国に挑む人が現れてほしい」と話した。