「料理マスターズ」別府市の梯さんがブロンズ賞 農水省顕彰、地元食材や温泉熱生かす

料理マスターズブロンズ賞に輝いた梯哲哉さん=別府市井田の「オット・エ・セッテ大分」

 地産地消や日本の食文化普及に努める料理人を農林水産省が顕彰する「第16回料理マスターズ」で、別府市井田のイタリア料理店「オット・エ・セッテ大分」のオーナーシェフ梯(かけはし)哲哉さん(52)=同市石垣東=がブロンズ賞に輝いた。県内からの受賞者は初めて。地元食材や温泉熱を生かした料理が評価され、「今後も生産者と協力し、大分の食を盛り上げていきたい」と話している。
 2014年に同店をオープン。県産食材を使ったコース料理、温泉熱を利用した地獄蒸しなどを提供している。店名の「オット・エ・セッテ」はイタリア語で「8と7」の意味。「できるだけ県内各地の食材を使いたい」と、江戸時代の大分が小藩分立で8藩7領あったことにちなんだ。
 佐伯市戸穴では19年から毎年、地元産の食材のみを使った料理を振る舞う食事会も開催している。
 福岡県糸島市出身。「直接評価や感想を聞けるいい仕事」と料理人を志し、福岡のイタリア料理店で修業した。由布市湯布院町のレストランなどで料理長として働いた後、11年に別府市で今とは別の店を開店。現在は大分市でもイタリア料理店を営む。
 梯さんは「ずっと取りたかった賞。客や生産者に喜んでもらえるよう今まで以上に料理に磨きをかける。大分の食文化発信にも力を入れたい」と決意を新たにしている。
 料理マスターズの賞は最高のゴールドからブロンズまで3種類ある。シルバー賞はブロンズ賞の受賞から5年以上、ゴールド賞はシルバー賞から5年以上、さらに功績があった人からそれぞれ選ばれる。
 今回の受賞者はゴールド賞2人、シルバー賞3人、ブロンズ賞5人。
 県関係では、第2回大会で県のフラッグショップ「坐来(ざらい)大分」(東京都)の梅原陣之輔料理長(当時、日田市出身)がブロンズ賞を受賞している。

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