姫島で養殖クルマエビの出荷が最盛期 夏場の高水温乗り越え大きく成長、全国各地へ

出荷作業に追われる作業員=3日、姫島村

 【姫島】姫島村の特産品クルマエビが、出荷の最盛期を迎えた。全国からお歳暮用の注文が寄せられ、第三セクター「姫島車えび養殖」(松原幸一社長)は出荷作業に追われている。
 3日は午前4時ごろから、養殖池で体長15~18センチに育ったクルマエビを水揚げ。約30人態勢で大きさごとに選別し、おがくずなどを敷き詰めた箱に手際良く詰めていった。
 今シーズンの出荷量は、例年通りの約150トンを見込む。東京や大阪、広島、福岡など全国各地に出荷しており、豊洲市場で取り扱うクルマエビの約3分の1が姫島産となるなど評判も上々という。
 松原社長(77)は「夏場の高水温にもかかわらず、おいしく育ってくれた。ぜひ食べていただきたい」と話している。
 「活(い)き車えび」は300グラム5千円、500グラム6500円、1キロ1万2千円。税込みで、送料は無料。お歳暮用の受け付けは25日ごろまで。問い合わせは、姫島車えび養殖(0978-87-2119)。

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