【日田】日田市大山町出身の諫山創さんの人気漫画「進撃の巨人」にちなんだスペシャルイベント「進撃の日田フェスタ」が、12月6日から市内各地で展開される。市民有志の団体「進撃の日田まちおこし協議会」とアニメツーリズム協会(東京)の主催。来年3月1日まで声優を招いたステージなどがあり、催しが少ない冬の閑散期に県外や海外の観光客を呼び込む。
今年の大阪・関西万博を契機に地方への誘客促進などを図る文化庁のプロジェクト「日本博2・0」から、委託費5512万6千円を受けて開く。
期間中、近世日本最大の私塾「咸宜園」(淡窓)や市立博物館(上城内町)などに登場人物のパネルを設置し、もてなす。ファンに歴史的な建造物にも足を運んでもらおうと、作品の関連スポットが少ない豆田町を舞台にした謎解きも用意している。
市内にある作品のミュージアム2カ所では登場人物の誕生日に合わせた企画や、等身大のフィギュアを特別展示する。
最終日を飾るのは、声優4人によるトークショー。石川由依さん(ミカサ役)、井上麻里奈さん(アルミン役)、嶋村侑さん(アニ役)、橋詰知久さん(ベルトルト役)ら人気声優が集結し、同市三本松のパトリア日田で作品への思いなどを語り合う。トークショー参加者を対象に、作品ゆかりの地などにまつわる「第1回進撃の日田検定」も実施する予定。
同協議会の土橋泰輔会長(おおやま夢工房代表取締役)は「地域と漫画・アニメが一体となって取り組む。日田を訪れてその盛り上がりを体感してほしい」と呼びかけている。
参加料など詳細は決まり次第、進撃の日田の公式ホームページで発表する。