大分市の高山活版社がベルリンで企画展 活版印刷発祥の地で技術とやる気をアピール

ベルリンで展示会を開催する高山英一郎社長(左)と姉の香織さん=大分市片島の高山活版社

 【大分】大分市片島の印刷会社「高山活版社」(高山英一郎社長)が今月末、活版印刷の発祥の地とされるドイツで活版印刷技術を使った自社の印刷物を展示・販売する企画展を初めて開く。同社は「小さな印刷会社だが、技術もやる気もあるところを本場でアピールしたい」と意気込んでいる。
 同社は創業115年。中小企業の伝票、封筒、名刺などを主に印刷している。手作業で版を作り、版の凸部にインキをつけ、圧を加えて紙に1枚ずつ転写する活版印刷を2014年に約50年ぶりに再開。手間も予算もかかるが、県内外から問い合わせがあり、少しずつ受注も増えており、デザイナーとコラボしたオリジナルブランドの印刷物も手がけている。
 企画展は28~30日にベルリンで開催。約90年前に同社が創刊した文芸誌をはじめ、これまで作成した包装紙やカレンダー、ポスターなどを展示。活版印刷によるノート、一筆箋、封筒などのオリジナル商品を販売し、東京都のデザイナーと作った新商品もお披露目する。
 立案した同社の高山香織さん(50)は「手作業によりインキの乗り具合や圧力のかけ方によって仕上がりが異なり、一枚一枚に味が出るところが魅力。販路拡大につなげ、小さなものづくりが継続できる可能性を探りたい」と話している。

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