18日午後5時45分ごろ、大分市佐賀関で「家が燃えている」と地域住民から119番があった。大分東署や市消防局によると、午後11時時点で、少なくとも民家など20棟以上に燃え広がった。火の勢いは収まらず、深夜になっても消火活動が続いている。近くの70代男性と連絡が取れていないという。
風にあおられて古い民家や空き家、寺院に延焼。付近の山にも飛び火した。近くに住む70代女性は「大ごとだ。何もかんも燃えてしまう」とぼうぜんとした様子で話した。
大分県は午後6時24分に、大分市は同8時に、災害対策連絡室をそれぞれ設置した。
避難先となった佐賀関市民センターには、現場周辺の約180人が身を寄せた。佐賀関病院の医師や大分DMAT(災害派遣医療チーム)の隊員らが駆け付け、ケアに当たった。
大分地方気象台によると、出火当時、大分市の海上には強風注意報が出ており、夕方から夜にかけて陸上でも4~5メートルの風が吹いていた。
現場は佐賀関漁港近くの住宅密集地。周辺は多くの消防隊員や逃げ出した住民たちで騒然となった。