杵築市で過去の被災地域など巡るフィールドワーク 高校生と大学生が減災について考える

八坂川の河川改修前の写真を見る大学生たち=杵築市本庄

 【杵築】大分大減災・復興デザイン教育研究センターは15日、杵築市内で過去に河川氾濫の発生した地域や津波被害想定地を巡るフィールドワークを開いた。被災地の地形的特性を理解し、減災について考えてもらうことが狙い。大分大の学生12人、杵築高の生徒7人が参加し、市内4カ所でレクチャーを受けた。
 同市本庄では、1997年9月の台風19号による被災状況を学んだ。八坂川の氾濫により旧市内の約700戸が床上、床下浸水。被災した地元の堀博史さん(86)は急激に水かさが増えた状況を振り返り、「翌年も水害が起きたが教訓を生かして備えたことで減災につながった」と説明した。
 河川の蛇行部分を直線的に結ぶ改修工事の状況などを、ドローンを使って空中から確認した。
 杵築高2年の峰田遥人さん(17)は「生まれる前に市内で多くの災害が起きていたことを初めて知った。教訓を生かして家族が安全に暮らせるようにしなければ」と話した。来年1月、同市文化体育館で減災社会実現をテーマにしたシンポジウムを開く。

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