関あじ・関さばの敵をご当地グルメに 大分県漁協佐賀関支店が「シャークバーガー」商品化

シャークバーガーを販売する県漁協佐賀関支店女性部員=大分市白木の関あじ関さば直売所

 【大分】大分市佐賀関の県漁協佐賀関支店は、関あじや関さばに食いつくなどして漁師を困らせているサメを使ったハンバーガーを商品化。「シャークバーガー」として同市大平の道の駅さがのせきなどでの販売を始めた。
 サメは佐賀関の海で取れたカマストガリザメ(メジロザメの仲間)で3年前から駆除のために漁獲している。肉は臭みもなく、鶏のささみよりも高タンパクで低脂質なため昨年、資源の有効活用を図ろうと白身を揚げたシャークフライを開発。より手軽に食べてもらおうと今年3月頃から、試作を重ねてきた。
 トマトとガーリック、マヨネーズなどを合わせたソースを塗ったバンズにキャベツ、チーズ、フライを置き、その上にタルタルソースをかけた。ソースの組み合わせが絶妙で食感は鶏肉に近いという。
 1個500円で同市白木の関あじ関さば直売所でも数量限定で販売している。同支店の佐藤京介支店長(53)は「臭みがないので、抵抗なく子どもからお年寄りまで食べられる。サメを食べ物として多くの人に認識してもらえたら」と話している。問い合わせは県漁協佐賀関支店(097-575-0511)まで。

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