13~19歳の女性を対象にしたコンテスト「ミス・ティーン・ジャパン」で、県内在住の高校3年生、上野真子さん(17)が15代目グランプリに輝いた。3582人の中から選ばれ、「受賞者として名前を呼ばれた瞬間は、頭が真っ白になった。支えてくれた家族や友達への感謝でいっぱい」と話した。
コンテストは2011年に始まり、未来のスターを発掘しようと毎年開いている。これまで、井桁弘恵やトラウデン直美など多数の俳優やタレントを輩出している。
上野さんは4歳の時からクラシックバレエを習っていた。人前で表現することが好きなため、将来はモデルになりたいと思っていたという。東京で芸能事務所2社からスカウトされたことをきっかけに、今回挑戦することを決めた。
エントリー後は、姿勢や歩き方といった立ち居振る舞いをはじめ、食事や体づくりなどに気をつけた。コンテスト1カ月前からは、バス通学を徒歩通学に切り替え、ストイックに自分磨きを続けた。
家族や友人のバックアップも受け、予選を勝ち抜き、東京であるファイナルに駒を進めた。
迎えた10月上旬の最終決戦には、上野さんを含め11人が集結。自己紹介やウオーキングのほか、パフォーマンスの審査を受けた。個性が表れるパフォーマンスで、上野さんはパントマイムを選択。努力してきたことを信じて演じきり、夢だった栄冠をつかんだ。
今後は「日本のティーン代表」としてテレビや雑誌などに登場する予定だという。憧れの存在はモデル、俳優の中条あやみ。「華やかな存在感がありながら、自然体でいるのが素晴らしい。私もモデルを中心に演技の世界にも挑戦していきたい」と目を輝かせた。