宇佐市の神谷さんが「九州観光まちづくりAWARD」で金賞 食文化を後世へ伝える取り組み評価

「九州観光まちづくりAWARD」の食部門で金賞を受賞した神谷禎恵さん=宇佐市猿渡の生活工房「とうがらし」

 【宇佐】宇佐市長洲出身で同市猿渡の「生活工房とうがらし」を拠点に活動するフードプロデューサー神谷禎恵(よしえ)さん(59)が、JR九州の「九州観光まちづくりAWARD」食部門で次席の金賞を受賞した。全国各地でその地域の良さや本質を見つめ直し、食文化を後世へ伝える取り組みを進めていることなどが評価された。
 賞は伝統を守りながら新たなものを生み出す個人、団体が対象で、4回目。今回は九州全域から64組のエントリーがあった。
 神谷さんは両親が残した台所を中心とした同工房を本拠に、各地の食文化をどう伝え、引き継いでいくかアドバイスする事業をメインに活動する。高校の家庭科教員で地域に根付いた料理を「伝承食」と名付け研究していた母、金丸佐佑子さん(故人)の考え方が原点になっているという。
 米と向き合う時間にこだわり、炊きたての米で握ったおにぎりを手渡して味わってもらう「おにぎり神谷」を全国のイベントなどで主宰する。大阪・関西万博では日本文化を発信するコーナーで、おにぎりを通して日本の食の素晴らしさをアピールする「共創おにぎり」をプロデュース。4日間で数万人の来場者が訪れ、高い評価を得た。
 神谷さんは「食文化を伝え続けることの大切さが改めて認められたと感じている。受賞をきっかけに、大分の豊かな食文化を残す機運が盛り上がるよう力を尽くしたい」と話している。

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