【大分】大分市は本年度、市内府内町の大手公園にスケートボード施設を整備する。市内で初めての専用施設で、若者を中心に人気を集めているアーバン(都市型)スポーツの振興に力を入れ、市中心部の活性化を図る。
市スポーツ振興課によるとスケートボードは、オリンピックの正式種目として採用された2021年以降、人気が高まっている。市の新たな魅力の創出につなげようと事業費約5200万円かけて新設することにした。11月から工事が始まる。
公園の中心に植えられたソテツを囲むように、全面積の約3分の1に当たる約千平方メートルをコンクリートや砕石で平らに舗装する。湾曲した滑走面や斜面などの構造物を設置し、自在にコースを作れる。安全性を高めるため、周囲はフェンスで囲み、夜間でも使えるよう照明も付ける予定。
市は本年度、市内豊饒の南大分スポーツパークにバスケットボールのスリーエックススリーコート2面を約3千万円かけて整備する。神田俊一主査(44)は「将来、大会を開くこともできる。人気のアーバンスポーツの競技人口の裾野を広げ、競技レベルの向上につなげたい」と話している。