女子7人制ラグビーの国際大会で、東明高出身の長谷部彩音(20)=日本経済大3年=が日本代表デビューを飾った。県ラグビー協会によると、県出身者の女子代表入りは初めて。トライも決め、「すごく緊張したが、コンタクトやタックルは通用すると感じた」と手応えをつかんだ。
18、19の両日にあった「アジアラグビーエミレーツセブンズシリーズ2025スリランカ大会」に出場。日本は計245得点、無失点の“完全”優勝を果たした。
5試合中4試合でピッチに立ち、インドネシア戦で初トライを記録するなど貢献した。ただ決勝の中国戦に出られなかったのが悔しく、「課題のスピードを磨き、ボールのもらい方や攻撃パターンを増やしてレベルアップしたい」と話した。
大分市出身。中1で競技を始め、東明高では唯一の女子部員として男子と一緒に練習。3年時にはU18花園女子東西対抗戦の西日本選抜に選ばれた。
大学ではFBやWTBとして活躍。タックルが怖くなり、競技を続けるか迷った時期もあっただけに「桜のジャージーを着たことで前向きになれた」という。
持ち前の当たりの強さに加え、ランやステップといった攻撃面の成長も著しい。「代表に呼ばれ続けることが次の目標。将来は15人制でもジャパンに入りたい」と夢を膨らませている。