【国東】「国東半島記憶博物館」と銘打ったアートイベントが国東市国見町伊美の旧国見ユースホステルで始まった。県内外のアーティスト16人が国東半島の歴史、文化をテーマにした現代アートや写真などを並べている。11月30日まで。入場無料。
同市と豊後高田市が共同開催している「国東半島芸術文化祭2025」の関連行事。絵画や詩、立体作品など約80点を展示した。虫の死を通して、フランスの芸術家が遺した言葉「死ぬのはいつも他人ばかり」について考える作品もあり、独特の空間を生み出している。
中心メンバーで写真家の秦雅則さん(42)=同町伊美=は自身が監督を務めた映像作品を出品した。国東半島を舞台に先祖の霊が現代の日常を眺めているような構成で、「生きている人たちを眺めているのは、生きている人だけではないかもしれない」とコメントを寄せている。
会場は2021年9月に閉館した2階建て施設のロビーや客室、ホールを活用した。11日にはイベントのオープニングセレモニーがあり、地域住民ら約40人が参加。松井督治市長らが「各部屋の前で作品の意味をじっくり考えてほしい」とあいさつしてテープカットした。