宇佐や国東半島の歴史をまとめたガイド本出版 司会業の森恵さん「郷土愛を深めるきっかけに」

49話にわたり県北地域の歴史や文化などを紹介している

 【宇佐】県北地域を中心に活躍する司会業の森恵さん(52)=宇佐市南宇佐=が宇佐や国東半島の歴史をまとめたガイド本「森恵のつつうらうら」を出版した。県北地域の歴史や文化の奥深さを知ってもらいたいと宇佐神宮御鎮座1300年に合わせ制作した。森さんは「郷土愛を深めるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。
 森さんはノースFM(中津市)の番組内で、歴史のコーナーのパーソナリティーを長い間、担当していた。その縁で、2014~18年までの約4年間、県北の歴史や文化について地域情報紙に毎月1回、執筆していた。連載を本にまとめてほしいと要望があり、地域の歴史を学べる資料にしようと作成した。
 内容は、▽日本書紀に登場する宇佐▽宇佐神宮のはじまり▽国東半島の歴史▽六郷満山峰入り―など49話。本を出版するために記事を書き足したり、写真を差し替えたり再編集。読みやすいように写真や解説も増やした。
 若い世代にも読んでもらおうと宇佐、豊後高田両市内小中学校や高校、図書館などに約60冊を寄付した。森さんは「県北は、神代から現代までの歴史を語れる数少ない地域。歴史の勉強に加え、町歩きにも活用できる。多くの人に役立ててもらいたい」と話している。
 本はA4判・100ページで1冊千円。購入希望や問い合わせは森さん(080-1034-3486)

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