【豊後大野】「お待たせいたしました。おいしい新米を届けられる季節が来ました」―。豊後大野市朝地町板井迫の道の駅あさじで27、28の両日、「新米祭り~秋の大収穫祭~」がある。地元の名産品で、江戸期には旧岡藩で食べられていたという御膳米「綿田米」の収穫を祝うイベント。新米の販売や抽選会、ステージイベントなどがある。
綿田米は同町綿田地区で栽培されるブランド米。寒暖差があり、保水力のある粘土質の土に恵まれていることから、おいしく育つとされる。
初日は午前10時から開会式。地元の深山流板井迫神明社神楽座と豊後国エイサー響舞が舞を披露。午後3時半から1合入りの新米や菓子などをまく「しとぎまき」もある。
両日とも、新米5キロ購入ごとに地元名産・朝地牛(5千円相当)などが当たる抽選会に参加できる。雑貨や生ドーナツ、コーヒーなど店が並ぶマルシェ(午前10時から午後3時)、新米おにぎりの販売もある。
米不足がクローズアップされて以来、道の駅には例年よりも多く米に関する問い合わせがあるという。羽田野勲駅長(48)は「ことしは質も量も最高。殿様が食べていたおいしい米をぜひ味わってほしい」と呼びかけている。
小雨決行。問い合わせは道の駅あさじ(0974-64-1210)。