【大分】大分市が8年かけて市内下判田に整備を進めていた「南部スポーツ交流ひろば」がほぼ完成。外構工事をへて、11月10日にオープンする。
大南地区に硬式野球場やサッカー場、テニスコートなどを備えた本格的なスポーツ施設を整備しようと2018年度から計画に着手。市葬祭場近くの山林約11万平方メートルを切り開いて21年度から工事を進めてきた。総事業費は約45億円。
ナイター設備を備えた野球場は両翼98メートル、センター122メートルで天然芝。社会人や高校生の硬式で使える市内2カ所目の球場。サッカー場は人工芝。テニスコートは6面あり、人工芝に砂をちりばめたオムニコート。多目的広場(約4千平方メートル)や天然芝の芝生広場(約1300平方メートル)も備え、駐車場は約260台分。
1時間当たりの使用料は野球場460円、サッカー場2020円、テニスコート440円。ナイター照明料は別料金。
市内他施設を参考にした年間利用者数は、野球場約2万人、サッカー場約5万人、テニスコート約6万人を見込んでいる。
市スポーツ振興課の神田俊一主査(44)は「大南地域にスポーツ施設が不足しており、地域バランスを考えて整備した。多くの市民に有効利用してほしい」と話した。