「秋の全国交通安全運動」大分県庁で開始式 早めのライト点灯など呼びかけへ

パトロールに出発する県警の白バイ隊員ら=19日、県庁

 秋の全国交通安全運動(21~30日)を控え、県庁で19日、開始式があった。県交通安全推進協議会の会員ら約130人が出席。会長の佐藤樹一郎知事が「交通ルールの順守と積極的な広報、啓発をお願いしたい」とあいさつした。
 大分市の千代町幼稚園の園児約30人が、ドライバーにマナーアップを呼びかける歌と踊りを披露。種具知奈幼稚園教諭(24)が「家庭や職場でさらなる交通安全に取り組む」と宣言した。
 式後、白バイやパトカーがパトロールに出動。参加者は近くの交差点でパネルを掲げ、ドライバーに安全運転を促した。
 運動の重点は▽反射材の活用と歩行者の安全な道路横断▽早めのライト点灯と飲酒運転の根絶▽自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守―の3点。
 県警によると、今年の県内の交通事故死者数は26人(18日時点)で前年同期を8人上回っている。人身事故は1381件で71件少ない。
 県警交通企画課は「交通事故は誰でも被害者、加害者になり得る。交通ルールとマナーを守ってほしい」と呼びかけた。

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