大分県民スポーツ大会開幕、7500人が熱戦へ 別杵ブロック主会場「正々堂々戦う」

地元の特産品を掲げて入場する選手団=13日、べっぷアリーナ

 第78回県民スポーツ大会は13日、開幕した。別杵ブロック(別府、杵築、国東各市、日出町)を主会場に40競技(会期前・公開競技を含む)で約7500人が熱戦を繰り広げる。15日まで。
 別府市のべっぷアリーナで総合開会式があり、選手や役員ら約800人が参加。16郡市の選手団が特産品などを掲げ、堂々と行進した。
 前回大会総合優勝の大分市などが優勝旗を返還。大会会長の佐藤樹一郎知事が「各郡市代表としての誇りを胸に、練習の成果を存分に発揮してほしい」と激励。嶋幸一県議会議長、長野恭紘別府市長が祝辞を述べた。
 50回出場選手らを表彰した後、別杵4郡市の代表選手が宣誓。アトラクションとして立命館アジア太平洋大(APU)のよさこいサークル「よっしゃ虎威(こい)」が力強い演技を披露し、会場を盛り上げた。
 13日は各地で17競技があった。16日に総合閉会式を実施する。

■宣誓「スポーツの素晴らしさ届ける」
 選手宣誓はバドミントンに出場する別府の和田季さん(26)、速見の清家和さん(32)、杵築の松崎海さん(25)、国東・東国東の松村沙貴さん(27)が務めた。
 4人は引き締まった表情で「参加者や見ている方々にスポーツの素晴らしさを届けられるように、正々堂々と戦い抜く」と宣誓した。
 地元の会場で試合に臨む和田さんは「練習や試合をやってきた場所。圧倒的なプレーを見せて、チームの連覇に貢献したい」と話した。

■末房さんがスローガン考案
 今大会のスローガンは「夢・挑戦~とびきりの笑顔を 別杵から~」。日出中3年の末房宏太さん(14)が考案した。公募で寄せられた46作品の中から選ばれ、「まさか自分だとは思わなかった。素直にうれしい」と笑顔を見せた。
 6月に学校で応募用紙が配られ、自身が所属するソフトテニス部での経験を振り返り、イメージを膨らませたという。今大会には出場しないが、「スローガンを見て、出場する選手たちのやる気につながってほしい」と話した。 

最新記事
全九州大学野球、日本文理大が2年ぶり優勝 明治神宮大会の出場権獲得
全九州大学野球、日本文理大が決勝へ
全国小学生陸上交流大会の大分県選手団の結団壮行式 「自分を信じ戦い抜く」
全日本少年春季軟式野球大分県大会、明豊中がV 来年3月の全国大会へ
JOCジュニアフェンシング大分県予選会、本大会出場者決まる