大分県立工科短期大学校、学生確保の取り組み強化 入試日程前倒し、返済不要の奨学金…周知に力

「オープンキャンパス」で、学内の設備や講義内容を紹介する学校職員(右)=中津市東浜の県立工科短期大学校

 【中津】即戦力となる技術者を養成している県立工科短期大学校(中津市東浜)は、学生確保に向けた取り組みを強化している。入試日程の前倒し、返済不要の奨学金制度導入などで、同校は「選びやすさ、経済的メリットを先生や保護者にも知ってほしい」と周知に力を入れている。
 同校は2019年度から入学者の定員割れが続く一方、事業所では若手技術者のニーズが高まっているという。
 選ばれる学校に向け、一般入試を2回から3回に増やし、初回を2月上旬から11月26日に変更。12月3日に合格発表、入学手続き期間を3月12日までとした。「大学入学共通テストの受験前に合格発表があり、第1志望校と併願できるようにした」と説明する。
 学費の安さもアピールする。授業料など学費は2年間で88万円(県内学生の場合)。私立短大(平均202万円・文部科学省調査)の半額以下で、昨年度からは一般的な大学にある返済不要の給付型奨学金に準ずる制度を導入。所得に応じた授業料減免もある。
 さらに、昨年度から同校が指定する高校からの入学者推薦制度を設け、本年度からは2年次に大分大の試験に合格すれば同大2年に編入できる仕組みも整えた。
 足立英二校長は「知名度は低いものの、卒業生の就職率は13年連続で100%。就職相談も充実しているため離職率も低い。普通科高校からの入学者も力を伸ばしており、学校の現場力をぜひ知ってほしい」と話している。

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