関埼灯台を擬人化したキャラクター「燈の守り人」 日本財団のプロジェクトで完成、観光振興に活用へ

関埼灯台のキャラクターを見る人たち=大分市佐賀関

 【大分】全国各地の灯台のキャラクターをアニメーターらで組織する製作委員会が考える日本財団の「海と日本プロジェクト」で、大分市佐賀関の関埼(せきさき)灯台を擬人化したキャラクター「燈(あかり)の守り人」が完成した。JX金属関崎みらい海星館に等身大パネルを設置、動画も配信されており、市が今後、観光振興に活用する。
 各地の灯台の魅力を発信するのが目的。自治体などに使用権を無償で譲渡しており、関埼灯台は58カ所目。
 キャラクターは、灯台近くの関崎稲荷大明神にちなみ、キツネの神と心を通わせる青年という設定。巫女(みこ)を連想させる赤と白の衣装をまとう。かつての灯台守がレンズのすすの汚れを拭いたというエピソードから、顔の下半分には黒い布を巻いている。同灯台の投光用レンズを譲り受けた佐田岬灯台(愛媛県伊方町)のキャラクターとは兄弟。
 音声配信サービス「ポッドキャスト」でボイスドラマ、音声プラットフォーム「ボイシー」で灯台の説明を配信。ユーチューブでアニメも公開されている。
 市おおいた魅力発信局の飛田夏帆主事(28)は「全国で次々とキャラクターが完成しており、県外の人も多く訪れるようになってほしい」と期待している。

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