鶴見岳の噴火想定、大分県が防災訓練 15機関・団体の約80人、避難誘導や被害確認

火口周辺への立ち入り禁止を知らせる看板を設置する別府市職員=26日、別府市

 「火山防災の日」の26日、県は別府市の鶴見岳(1375メートル)の噴火に備えた訓練に取り組んだ。関係自治体や県警、国など15機関・団体の約80人が参加した。
 火山性微動に伴って噴火警報(噴火警戒レベル2)が出た後、山頂の北西にある赤池噴気孔付近で噴火し、警戒レベルを「3」に引き上げた―との想定で実施した。
 山頂付近にいた観光客役の参加者に、別府ロープウェイの職員が日本語、英語、中国語、韓国語で避難を呼びかけ、下山の誘導もした。
 麓の登山口では、市職員が火口周辺への立ち入り禁止を知らせる看板を設置した。市消防本部はドローンを使用し、逃げ遅れた人がいないか確認。対応機関の合同調整所を市上下水道局の庁舎内に設け、ヘリコプターなどを使って被害の状況を確かめた。
 「火山防災の日」は昨年施行の改正活動火山対策特別措置法で制定された。県防災対策企画課は「噴火すれば大きな被害が想定される。知識を深め、どのような行動が必要か学んでほしい」と話した。

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