第50回湯布院映画祭が21日夜、由布市湯布院町で開幕した。国内で最も古い歴史を持つ映画祭。半世紀の節目となる今年は22~24日に計14本を上映する。俳優の柄本明らによる朗読劇などスペシャルイベントもある。
JR由布院駅前で前夜祭が開かれ、三宮康裕実行委員長(68)が「50回までいろんな人に支えられた。映画祭を愛してくれた人や街の人への感謝を表すためのラインアップにした」とあいさつ。同映画祭にゆかりのある監督らの作品を上映することを紹介した。
その後、駅前に設置した特設の巨大スクリーンで、歌手の今陽子が主演したミュージカルコメディー「恋の大冒険」(1970年)を野外上映した。来場者は道路上に敷いたシートに座り、リラックスした様子で銀幕の世界を楽しんだ。
今回は俳優の三浦友和を特集し、同町川上のゆふいんラックホールで出演作8本を上映する。同映画祭に何度も参加している奥田瑛二や柄本佑が監督した短編作品なども見ることができる。