日出町の大神回天会が学校などに書籍贈呈 人間魚雷の資料「平和教育に役立てて」

恒川英志教育長(中央)に人間魚雷、回天の書籍を贈る大神回天会のメンバー=日出町教委

 【日出】日出町の大神回天会(工藤健次会長)は18日、町内の小中7校と町立図書館、町歴史資料館に人間魚雷「回天」を取り上げた書籍「西瀬戸内海 回天巡礼」(A4版、110ページ)を計10冊贈った。平和教育に役立ててもらうのが目的。
 町教委で贈呈式があり、工藤会長から書籍を受け取った恒川英志教育長は「貴重な資料。小中学生にも分かりやすく、しっかり活用したい」と礼を述べた。
 書籍は山口県宇部市の出版社「UBE出版」が発行。同県周南市の大津島などに回天の訓練基地があり、戦後80年の節目に出版した。町内大神にも回天の訓練基地が整備されていたことから、同会が無償提供を受けた。
 書籍では大神基地について一章を割いて紹介。同会の多田利浩事務局次長がコラムを寄せている。

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