大分ケーブルテレコムの番組が日本ケーブルテレビ大賞で奨励賞 芸術家・赤瀬川原平の人物像に迫る

受賞作の制作を担当した利光健さん=大分市松が丘

 【大分】大分ケーブルテレコム(大分市松が丘)の自主制作した大分市で育った芸術家、赤瀬川原平没後10年の特別番組「赤瀬川が大分に残した軌跡」が第51回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードのドキュメンタリー部門で奨励賞に選ばれた。
 コンクールは日本ケーブルテレビ連盟の主催。全国から76作品の応募があった。受賞作は34分。無用な建築物を指す「トマソン」、1964年の東京五輪の際に白衣姿で街中を清掃した取り組みを「大分圏清掃整理促進運動会」がトイレに限定して受け継いでいることなどを紹介。小中高校を一緒に過ごした雪野恭弘さん(89)らに取材し、赤瀬川原平(2014年没)の人物像に迫った。
 制作担当の利光健さん(43)は「映像記録もなく、大分市にゆかりがあることを知らない市民も多い。親友にたどりつき人物像をしっかり伝えられる作品になった。今後も歴史を掘り起こしたい」と話した。
 作品は動画サイト「ユーチューブ」で公開中。秋以降に再放送も予定している。 

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