15日から「ゆふいん盆地まつり」 蝗攘祭や花火、供養盆踊り大会

「ゆふいん盆地まつり」への来場を呼びかける実行委ら=由布市湯布院町川上

 【由布】由布市湯布院町の夏祭り「第57回ゆふいん盆地まつり」が15、16の両日、同町のJR由布院駅周辺などで開かれる。
 ゆふいんまつり実行委員会の主催。初日は午後7時半から稲の株につまずき敵に討たれ、害虫となって稲を食い荒らすという平安末期の武将・斎藤実盛の霊を鎮め、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「蝗攘(こうじょう)祭」。山車や、たいまつを持った行列が駅前から城橋の特設ステージまでを練り歩き、最後は実盛に見立てたわら人形を燃やして厄を払う。同8時45分からは「ゆふいん盆地花火」(同花火実行委主催)で夜空を彩る。
 2日目は、新町由布見通りを会場に、午後7時から合同慰霊祭、同8時からは供養盆踊り大会がある。盆踊りは、「二つ拍子」「まかせ」などの定番に加え、久しぶりに「由布院盆唄」も踊る。
 5日夜には、同町川上のゆふいんラックホールで踊りの練習があり、住民ら約30人が参加した。口説きや太鼓に合わせて4曲を踊り、由布院盆唄の振り付けを習った。大谷隆広実行委員長(56)は「いい唄なので後世に残したくて復活させた」と話した。
 問い合わせは、ゆふいんまつり実行委事務局の市湯布院振興局地域振興課(0977-84-3111)まで。

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