来春閉校、杵築市立石小の思い出振り返る写真展 授業、運動会…卒業アルバムの一こまを拡大

立石小の歴史や思い出を振り返る写真を展示=杵築市山香町立石の立石郵便局

 【杵築】来春に閉校する立石小(杵築市山香町)の閉校記念事業実行委員会(秋山登志弥会長)は立石郵便局ロビーで、旧校舎や遠足、運動会など過去の様子を紹介する写真展を開いている。いずれも戦後以降の卒業アルバムで使った一こま。来場者に152年の歴史と記憶をよみがえらせている。
 立石小は1873年に開校。1950年に旧立石、旧金水の両小が合併して現在に至る。児童減少などを理由に来年3月末での閉校が決まり、同実行委が記念碑や記念誌の準備を進めている。
 記念誌編集部長の穐吉文博さん(70)が作業に合わせて、歴代の卒業アルバムや学校に残されていた写真計800枚分をデータ化。一部を拡大写真に編集した。
 現在、写真39枚を展示している。50年ごろの木造校舎、78年完成時の現校舎のほか、授業や運動会など昭和から平成にかけての学校行事の様子を紹介している。
 68年に卒業した宮崎徹さん(69)=実行委事務局次長=は写真を眺めながら「ぬかを使い、雑巾で木造校舎の廊下を拭いていた。休み時間にみんなで遊んだのが思い出」と懐かしむ。立石自治会長の都甲昌志さん(70)=同事務局長=は「住民だけでなく、お盆で帰省した人も思い出を振り返ってほしい」と話している。
 今後、写真を入れ替えながら展示する。

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