JR由布院駅が開業100周年、記念式典や多彩なイベント 「一日駅長」100人が列車見送る

出発の号令を掛ける石橋隆一駅長(前列右)と相馬尊重市長=由布市湯布院町川北

 【由布】由布市湯布院町川北のJR由布院駅が29日、開業100周年を迎えた。同駅などで記念式典や、さまざまなイベントが開かれ、地元を挙げて節目を祝った。
 同駅は1925年7月29日に北由布駅として開業した。50年に由布院駅へ改称。90年には世界的な建築家の故・磯崎新さんが設計した現在の駅舎が完成した。
 由布院駅アートホールで開かれた記念式典には関係者約30人が出席した。JR九州の古宮洋二社長が「発足当初から力を入れてきた駅。引き続き、由布院地域や久大線を活性化できるよう取り組んでいく」とあいさつ。「一日駅長」になった地元の子どもたちや企業・団体の関係者100人が、ホームで特急「ゆふいんの森」の出発式に臨み、記念のロゴが入ったそろいのTシャツ姿で列車を見送った。
 その後、観光特急「かんぱち・いちろく」の試乗会。南由布駅までを往復した由布院小5年の高倉翔太郎さん(11)と安田千登(かずと)さん(10)は「ソファがふかふか。特別な気分になれる」と喜んでいた。同ホールでは同社の久野和代大分支社長の講演会などが開かれた。

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