【別府】別府市は今月から、人工知能(AI)付きカメラなどを活用し、市内のスポーツ施設3カ所での練習や大会の様子を視聴できるサービスを本格運用している。会場を利用する個人、団体の承認を受ければ、現地にいかなくてもインターネットを通じてスポーツ観戦できる。リアルタイムで臨場感を楽しめる環境を提供することで、地域活動への関心向上、交流促進を目指す。
市は昨年10月から、スポーツによるまちづくり「マチスポ」を推進するNTT西日本大分支店(大分市長浜町)、NTTSportict(大阪市)の技術を活用。別府市民球場と市営実相寺サッカー競技場にAI付きカメラを取り付け、視聴サービスの導入に向けて利用状況を検証してきた。
利用者へのアンケートで「家でリアルタイムに応援できて良かった」「会場に行けない祖父母に見てもらえた」などの声が寄せられた。今年6月、3者で連携協定を締結。市は2社の技術とノウハウを地域活性化に活用し、本格的にサービスを提供している。
市民球場に設置しているAI付きカメラは、ホーム側とセンター側の計2台。市営実相寺サッカー競技場は人工芝コートに1台を導入している。プレーに応じて自動で選手にズームし、映像も切り替わる。球場の映像は電光掲示板も映し出す。
新たに市総合体育館のメインアリーナとサブアリーナにもカメラを計4台設置。バスケットボールや卓球、柔道などに対応する。カメラの画角や遠近は競技に合わせ、前もって固定する。視聴者はサイト上で見たいコートを選択できる。
カメラを利用して撮影・配信するには前日までに、参加者・団体の同意を主催者が取りまとめる必要がある。申請後、市は主催者にアカウントを提供。カメラの映像を視聴する場合は、主催者からアカウントを受け取る。
市スポーツ推進課は「市民はもちろん、市外や県外からもキャンプなどで施設を使ってほしい」と話している。問い合わせは同課(0977-21-8088)。