豊後大野市清川町の「クリーンピーチ」出荷最盛期 小ぶりでも糖度は高く

ずらりと並んだクリーンピーチを品定めする買い物客=豊後大野市清川町砂田の道の駅きよかわ

 【豊後大野】生産量が少なく幻のモモとも呼ばれる豊後大野市清川町の名産品「クリーンピーチ」の出荷がピークを迎えた。10日、町内砂田の市神楽会館で旬入り宣言式があった。今年は雨が少なかったことから実は小さめだが糖度は高いという。出荷は8月10日ごろまでで、例年並みの約10トンを見込んでいる。
 生産者ら約20人が出席。町桃生産部会(11社・人)の小野康成会長(77)が「少数精鋭で栽培している。今後も頑張って育てる」とあいさつ。夢ファームおおいたの大倉和博農場長(34)が「これからもおいしいモモをお客さまに届けることを約束する」と宣言した。
 クリーンピーチはユスラウメにモモを接ぎ木する「わい化栽培」で糖度を高めているのが特徴。少子高齢化の進む地域の打開策として40年以上前から育てている。
 販売は道の駅きよかわ内の清川ふるさと物産館夢市場で。初めて買いに来た佐伯市長谷の看護師大神康平さん(38)は「いつか食べたいと思っていた。どんな味なのか楽しみ」と話した。
 人気商品のため、毎朝8時半に整理券を配布し、同10時から販売している。問い合わせは夢市場(0974-35-2117)。

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