【臼杵】県内三大祇園の一つ、臼杵祇園まつり(県指定無形民俗文化財)は13日、臼杵市の八坂神社から神体を移す「渡御(おわたり)」があった。みこしや「御槍(おやり)振り」、山車(やま)などの行列が市内北海添の御旅所までを練り歩いた。
御槍振りは約3メートルのやりを片手で操りながら、同じ側の手足を同時に出して歩く「ナンバ歩き」で行列を先導。同神社の祭神を乗せた3基のみこし、当番町の掛町、畳屋町の山車などが続いた。
時折、霧雨が降り、参加者らは猛暑から逃れた。みこしの担ぎ手は随所で勢いよく練りを披露し、沿道の見物客らは大きな歓声を送った。
最終日の19日は「還御(おかえり)」があり、行列は午後2時半に御旅所を出発して同神社に戻る。同日夜、山車の見納めとなる「曳(ひ)き込み」で幕を閉じる。