【宇佐】宇佐市江須賀のJR柳ケ浦駅にある総合案内所で、地域の特産品などを使って市内の飲食店と共同開発したオリジナルの駅弁を販売している。5月から試験的に売り出すと口コミなどで徐々に話題になり、現在では店頭に並ぶのを待って購入する人も現れるなど好評を得ている。
総合案内所は昨年4月に市が開設。観光案内や加工品販売などを行う。パンや飲み物などはあったが弁当も扱ってほしいと駅利用者や旅行客から要望があり、カフェレストラン「鈴(りん)ご」(市内森山)と共同で取り組んだ。
おにぎり駅弁(550円)は、おにぎり2個に唐揚げや卵焼き、煮物など。同案内所で取り扱う乾シイタケや漬物などを入れ、販売促進につなげる狙いもある。七彩弁当(800円)は地元の野菜を中心に使用し、地産地消や安心安全、健康などに配慮した内容となっている。
同案内所を運営する高坂亮さん(47)は「宇佐のおいしい味覚を知ってもらうきっかけになれば。ゆくゆくは名物駅弁にしたい」と話した。
弁当は金、土曜の午前11時から販売。予約も受け付けている。問い合わせは同案内所(090-8819-4369)。
■12日に開所1周年感謝祭
JR柳ケ浦駅総合案内所の開所1周年感謝祭が12日午前10時から開催される。駅前広場に地域の飲食店やキッチンカーなど11店が出店。宇佐市観光PRキャラクター・うさからくんが登場し、先着50人に記念グッズをプレゼントする。クイズラリーやビンゴゲームなども。