【日田】日田市大山町出身の諫山創さんの人気漫画「進撃の巨人」のプリントシール機が、市内にある同漫画のミュージアム2館に設置された。作品の関連事業などを手がけるITコンサル業ティーアンドエスおおいた(同市)が「日田を訪れるファンの思い出になれば」と企画。2館に1機ずつ置き、日田の名所などとコラボしたそれぞれ10種類の柄を用意している。
同町の大山ダムには、堤体を作品に出てくる壁に見立て、主人公エレンら3人が少年期に初めて巨人を目撃した場面を再現した銅像があり、ファンの「聖地」になっている。
ミュージアムは「進撃の巨人 in HITAミュージアム」(大山町)と「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」(高瀬)。
プリントシール機は、カメラで撮影した写真をその場でシールとして印刷できる機械。柄は堤体の壁から顔を出す巨人になれたり、日田川開き観光祭の花火をバックに登場人物たちと並ぶデザインのほか、諫山さんがミュージアムANNEXの開設記念に書き下ろしたイラストバーションや、「お前…胸張って生きないよ」など名ぜりふを日田弁で表現したものも。
海外から多くのファンが訪れることから、英語や韓国語など8カ国語に対応している。1回600円。
同社の石橋啓太郎さん(38)は「日田でしか体験できない設備。ファンに喜んでもらえたら」と話している。
ミュージアムは2館とも不定休。問い合わせは進撃の日田コールセンター(050-5370-0203)。