津久見産ミカン「サンクイーン」でフルーツワイン誕生 すっきり鮮やか500本限定販売

石川正史市長に完成を報告した津久見商工会議所の古手川保正会頭(右端)ら=津久見市役所

 【津久見】津久見市が主産地のミカン「サンクイーン」を使った本格フルーツワインが誕生した。地域資源の活用と新たな特産品の開発を目的に津久見商工会議所(古手川保正会頭)などが企画。500本限定で1日から市内中央町の高木酒店(高木鉄也代表)で販売している。
 2022年秋ごろ、商議所が「地元のミカンを使ったフルーツワインを造れないか」と提案。同市が県内有数の生産量を誇るサンクイーンに着目し、同店や市、市観光協会と連携して商品化を進めてきた。
 JA全農おおいたに原材料の確保を依頼し、高品質な果実の供給が可能になった。製造は井上ワイナリー(高知県)に委託した。
 商品名は「Premium SUNQUEEN WINE(プレミアム サンクイーン ワイン)」で1本750ミリリットル(2420円)。見た目は鮮やかなオレンジ色で、すっきりとした口当たりが特徴。高木代表は「サンクイーンの酸味と甘みがバランスよく調和し、女性にも喜ばれる味わいに仕上がった」と話した。
 6月27日、関係者が市役所を訪れ、石川正史市長に完成を報告した。試飲した石川市長は「甘さの後にミカンのちょうど良い渋みが、ほのかに口の中に残る。全国の皆さんに自信を持ってお薦めできる商品」と評した。
 今後は市ふるさと納税返礼品への展開も検討する。古手川会頭は「このフルーツワインに合う食品開発にも力を入れ、津久見の地域経済や観光振興の活性化につなげたい。ぜひ多くの人に手に取ってもらえたら」と呼びかけた。

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