中津市の雲八幡宮で「御刻印」スタート 参拝者、革ベルト型お守りにかっぱのデザイン刻む

かっぱをデザインした雲八幡宮の刻印をした革ベルト型お守り=中津市耶馬渓町の雲八幡宮

 【中津】中津市耶馬渓町の雲八幡宮(秋永一憲宮司)が、参拝記念の「御刻印」の取り組みを始めた。人気のある御朱印のように参拝のきっかけにしようと、民間会社が3年ほど前から展開。独自の刻印を専用の革ベルト型お守り(長さ23センチ、幅2・5センチ)に押し、印は9個まで入れることができる。
 全国約80カ所の神社が参加しており、雲八幡宮は九州で5カ所目、県内では初めてという。
 雲八幡宮のデザインは、350年以上前から伝わる「宮園楽(かっぱ祭り)」に由来し、キュウリを持ったかっぱとなっている。
 取り組みはツーリング愛好者の利用も見込み、「無(6)事(2)故(5)」の語呂に合わせて25日に開始。同日はツーリング愛好者らが駆け付ける中、「無(6)違(1)反(8)」の語呂にも合わせて午前6時18分から神事を行った。
 秋永宮司(46)は「日頃から、神社や日本の歴史について深く知ってもらおうと力を注いでいる。交通が不便な山間部だが、御刻印をきっかけに多くの人に参拝してほしい」と話している。
 境内の御守所(おまもりしょ)(午前7時~午後5時=不在の場合あり)に設置した専用器具で、利用者が押す。刻印は1打ち300円、革ベルト型お守りは3500円をそれぞれ初穂料として奉納する。問い合わせは同八幡宮(0979-56-2309)。 

最新記事
今期で退任する中津商工会議所の仲会頭「市全体をよくしたいとの責任感で務めた」
18トリソミー症候群の子どもがいる家族「毎日が奇跡の積み重ね」 中津市のイベントで体験語る
ノースFMの番組審議会
松下竜一さん作品の論考集を出版 作家の山口さん、「独特で異質な存在」多角的に検証
中津市の西谷温泉キャンピングパークで30日にアウトドアフェス エノハつかみ取りやピザ作りも